雨霜(あめしも)神社は長良川のすぐそばにあり、周囲は畑地、神社の周囲にのみ木がこんもりと茂っている。イチョウは鳥居をくぐってすぐ左にあり、市指定天然記念物。
1991環境庁全国巨樹巨木林調査データベースでは、樹高25m、目通り幹周4.57m、樹齢300年以上とあって、細長いチチが何本も垂れている。この資料に、このイチョウのチチに触れると乳が出るようになると信仰されたという記載がある。
乳の祈願について書かれた資料はこれ以外には見当たらず、美濃市教育委員会、県立森林文化アカデミー、美濃市役所産業課への問い合わせでも、その情報はないとのこと。以前から神社を管理していると神社誌に記載のある対岸の洲原神社、実際の管理をしている地元の自治会役員からの情報でも、いずれにも乳の祈願については伝わっていないとのことである(2023〜2026年問い合わせ)。
雨霜神社の祭神は天照大御神、奥津日子神、奥津比売神などで、創建時期不明だが、江戸時代の複数の記録があり、古い歴史を持つ神社。
環境庁:日本の巨樹・巨木林 東海版、1991年、データ21-29、記載21-85
http://www.biodic.go.jp/reports2/4th/kyoju/4_kyoju_tok.pdf
写真:奥 起久子撮影(2026/6/3)


