


薬師神谷はのどかな里山地区で、そこに古くからある白山神社の境内に2本の大きなイチョウがある。大きい方は樹高35m*、目通り幹周7.3m*、推定樹齢500年**で市指定天然記念物。もう1本は入り口の鳥居のそばの広場にスギと並んでいる。現地の説明板や県のサイトに乳の祈願について記載がある。
現地の天然記念物のイチョウのそばにある説明板(どこが立てたかの記載なし)には「神社広場にはもう1本イチョウの巨木がある。広場のイチョウには乳こぶ下がり、これを削って煎じて飲むとよいと今でももらいに来る人がいる」と記載。県公式サイトには、「乳柱」が2本たれさがり、乳柱の皮や木を煎じて飲用するとよく乳がでるようになるといわれ、「子育ての木」「乳母神(ウバシン)」の宿るご神木としてあがめられてきましたとある。
近くの高齢女性(86歳)からの情報では、乳の祈願がされたのは案内板のとおり広場の方のイチョウで、以前は大きなコブがあったがいつの間にかなくなっているとのこと(2026年5月訪問)
ここは神社であるが、現在薬師神社と書かれている薬師如来を祀る薬師堂が白山神社と並んである。むかし神仏混淆の時代に祀られたものらしい。500年前にこの薬師堂を建てた白山神社の別当円長坊がその時にイチョウの木も植えたと伝わっているそうだ。
*1991年環境庁データベース **勝山市教育委員会の現地標柱
福井県農林水産部森づくり課サイト https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/moridukurika/kenminundou/fukuinomeiboku-akigamigoro_d/fil/aki38.pdf
ブログ「with photograph」 https://withphotograph.com/?p=5799
写真:内岡 恵撮影(2023/6/27)
