乳信仰探訪

観永寺の汗かき地蔵

寺院の建物はないが、お花が備えら綺麗に管理されている
ビルの谷間の寛永寺の門扉の先にある

観永寺の「汗かき地蔵」は、乳授けのご利益のある地蔵である、という情報が『中川区の歴史』『中川区史』にある。謂れについて『中川区史』に次のような話がある。
寛延年間 (1748〜1751)堀川の中から拾い上げられた石の地蔵を、観永寺の庵主である諦善尼という尼僧が引き受けてお祀りした。その年は旱魃と疫病の流行があって大変な年だったが、熱心に祈ったところ、地蔵の額から汗が吹き出し、雨が降って村が救われたという。この時地蔵が、雨を降らすより子どもたちにお乳をあげることが簡単、と語ったということで、人々が乳の祈願するようになったという(私信:沢井鈴一氏遺稿)。
以前は観永寺の境内にあったが、観永寺は現在観永ビルになっており、地蔵はビルの傍に安置されている。お花が備えられて、関係者により綺麗に維持されているようだ。

山田寂雀:中川区の歴史、愛知県郷土資料刊行会、1982年、p169
中川区制施行50周年記念誌編集委員会:中川区史、名古屋区中川区役所、1987年、p114〜115 https://dl.ndl.go.jp/pid/13129346/1/69
中川法人会サイト http://www.nakagawa-ho.or.jp/spcial/rekisi/rekisi9.html
写真:内岡 恵撮影(2022/7/5)

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