乳信仰探訪

飛驒一宮水無神社のイチョウ

子授け、乳授け、安産、縁結びのご神木と神社サイトにある
飛騨国の一宮と称される大変古くからの神社

飛驒一宮水無(ひだいちのみやみなし)神社の境内の、現在は一般参拝者が入れないエリアに立っている。樹高12m*、目通り幹周4.4m*、推定樹齢800年**と言われて市指定天然記念物。昔からこの樹に祈願すれば、子を授かる、乳を授かるといわれ、また安産、縁結びのご神木としても信仰されたと神社の公式サイトに記載されている。
イチョウは雄木でチチが何本か下がっている。周囲の山林と隔離された境内に御神木として祀られているイチョウとしては珍しく、イチイ、ナラ、ケヤキ、クルミが寄生して成長している。
飛驒一宮水無神社の最初の記録は貞観9年(867)と古く、主祭神は水無大神(みなしのおおかみ)。飛騨国の一宮と称されて飛騨国中の宗祀として位置付けられていた。安永2年(1773)に起きた飛騨一円をまきこむ農民一揆「大原騒動」の中心地となり、鎮圧された時には神社の関係者も処刑されたという。明治時代には島崎藤村の父が宮司として在籍、小説『夜明け前』にはこの神社に父が東京から赴任する場面が登場する。
すぐ前を流れる宮川は日本海に向かって神通川になるが、この名前はこの川が神(飛驒一宮水無神社のこと)に通じている川という意味である。
*1991年環境庁データベース **現地案内板

飛驒一宮水無神社公式サイト http://minashijinjya.or.jp/ginkgo-tree.html
ブログ「飛騨高山古川旅行記」 https://4travel.jp/travelogue/11261941
サイト「shrine heritage」 https://shrineheritager.com/minashi-shrine-2/
写真:奥 起久子撮影(2024/9/6)

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