乳池観音堂は住宅の側にある小さなお堂だが、元禄9年(1696)に作られた高さ1.8mの金色の十一面観音立像が祀られている。この観音堂の前にある小さな溝を乳池と呼び、この溝を攫(さら)って祈願すると母乳が授けられるという伝承がある。
『筑前国続風土記拾遺』巻之42 裏糟屋郡 下新原村の項に下記の記載があるという。「大道(注:旧唐津街道)の北側に在り。十一面の立像(長3尺)を置く。行基の作と云。堂の前に小溝あり。乳池と号す。婦女の乳汁出ざる者、此溝を浚えて祈願すれば、必験を得とて遠近より詣来る人おほし。」
お掃除をすると乳が授けられるという伝承は、千葉県神崎町にあるおかべ観音堂の法乳泉や、 佐賀県鳥栖市安生寺の子安地蔵にもある。
古賀市パンフレット
https://www.city.koga.fukuoka.jp/guide/pdf/satoyama_guide.pdf#search=%27福岡県古賀市++乳池+十一面菩薩%27
写真:奥 起久子撮影(2022/7/26)


