「白子の子安観音」の呼び名で親しまれ、安産・子授け・子育ての霊場としてよく知られている寺院。寺院の公式サイトは安産・子授け・子育てという表現になっており、乳授けについて特化した記載はないが、祈願に訪れると、安産お守りなど祈祷済みの何種類かのお札と一緒に、加持乳米という母乳の出がよくなるというお米を包みに入れて渡している。
子安観音寺は山号を白子山といい、聖武天皇の時代の天平20年(748)に勅を奉じた藤原不比等が建立したという真言宗の古刹。ご本尊は、鼓ヶ浦の海の中から鼓に乗って現れたという言い伝えのある「白衣観世音菩薩」である。子どもの背中に乗って現れたという話もあるらしい。
県指定文化財である仁王門のほか、江戸時代以降の諸大名の安産祈願文などの古文書文化財が数多く保管されている。
観音霊場22番札所、三重四国88カ所霊場、伊勢西国33カ所観音霊場でもある。
子安観音寺公式サイト http://koyasukannon.net
写真:地本淳子撮影(2022/10/9)


