乳信仰探訪

お堂正面に乳薬師と書かれた扁額がかかっている薬師堂
薬師如来は1月8日、8月8日にのみ公開されている

住宅地の中に西遊寺に隣接して木川薬師堂がある。少し行くと周囲には田畑が広がる地区である。薬師堂の薬師如来は13世紀鎌倉末期の作。昔から乳薬師として崇敬されていると草津市教育委員会の現地案内板に、古くから「薬師さん・乳薬師」として、木川の安全仏として今日まで信仰されて来ました、と山田学区まちづくり協議会サイトにある。
お堂正面には乳薬師と書かれた扁額がかかり、薬師如来像は1月8日、8月8日にのみ公開される。元は薬師如来の両脇に立っていて、現在は栗東歴史民族博物館に移された2体の毘沙門天立像とともに国指定重要文化財。
薬師堂は保延3年(1137)に源義家の子孫が建てたと『木川村史』にあり、元亀2年(1571)に織田信長によって焼き払われたが、村人がご本尊を避難させて難を逃れたとのこと。昭和になって真宗大谷派の寺院であるお隣の高樹山西遊寺の飛地境内となった。西遊寺も織田信長の兵火に罹るまでは多くの堂宇を備えた大きな寺院であったといわれている。

山田学区まちづくり協議会サイト https://kusatsu-yamada.jp/town/town.php?town_id=14
写真:奥 起久子撮影(2022/11/28)

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