杭全(くまた)神社境内のイチョウは、樹高18.1m*、目通り幹周4.8m*、推定樹齢500年**とのことで市の指定保存樹木。チチが下がっており、昔から垂乳根公孫樹(たらちねいちょう)といわれ、「おちちの神様」として信仰を集めたという話が現地の氏子さんたちが建てたイチョウの保護についての募金募集の趣意書にある。出典不明だが祈願すると、乳の出がよくなり、乳の病が治るといわれるとの記載が、複数のブログでみられる。
1991年環境庁データべースには信仰対象とあり、イチョウの幹には注連縄が巻かれている。
杭全神社は、貞観4年(862)年に坂上田村麻呂の孫当道(まさみち)が素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀って創建したという古い神社。坂上家の氏神として祀られてきた。杭全という名前は、田村麻呂の次男である坂上広野麿(ひろのまろ)が荘園として杭全荘を賜りここに住んでいたことによる。現在の地名平野は広野から転じたものとのこと。
*1991年環境庁データベース **https://osaka-info.jp/spot/kumatajinja/ 大阪観光局サイト記事
ブログ「神社・遺跡どっとカム」 https://jinja-joho.com/kumata-jinja/
ブログ「子供・子育て・子供守護」 http://www.advice-navi.com/child_child/power/tarachine_ginnan.html
ブログ「大阪のご利益さん」http://www.goriyaku.kotomeguri.com/osaka/spot/g_tree/icho_kumata.html
大阪府高齢者大学校サイト https://blog.goo.ne.jp/oyosi7171/e/bc402b3c1ba51ae58086549d129c9618
サイト「出会った巨樹」 http://tamash.blog110.fc2.com/blog-entry-1212.html
写真:内岡 恵撮影(2023/5/16)