丘の上に立っており、鬱蒼とした林の中に長い石段の参道があるが、車でも迂回して行ける。主祭神は大村の神であるが、明治42年(1909)にここに合祀された岡田山の神(大山祗命:おおやまつみのみこと)は安産授乳の守護神であり、「安産授乳を祈る賽者があとを絶たない」と神社の「参拝のしおり」にある。
以前は神社パンフレット(35年ほど前に作成)と社頭掲示板に「岡田山の神(大山祗命)は安産授乳の守護神」という文言が記載されていたが(資料参照)、現在は削除されている(2023年3月訪問)。
大村神社は由緒ある神社で、創祀年代は不祥だが、垂仁天皇の皇子息速別の命(いこはやわけのみこと)が、阿保村に居を構えたのが最初で、大村の神として祀られている。その子孫は代々この宮室に居住し、文化の移入や土地・産業の開発に尽くしたと社頭掲示板に記載されている。他にも多くの神が合祀されているが、中でも武甕槌(たけみかづち)の神、経津主(ふつぬし)の神は、地震や除災の霊験あらたかなことで有名。拝殿の右手にある要石社には地面に埋まった小さな石があり、これが地震避けの神石とされていて、なまずの模型が多数奉納されている。
サイト「神奈備にようこそ」http://kamnavi.bob.buttobi.net/en/mie/oomura.htm
サイト「玄松子の記憶」 https://genbu.net/data/iga/oomura_title.htm
写真:奥 起久子撮影(2023/3/30)


