乳橋(ちばし)地蔵は、旧御代参街道(建部日吉町交差点のある県道)を挟んで、建部南町と建部日吉町の2か所にある。どちらにも乳橋地蔵尊の額がかかっている。
建部南町にあるお堂が、実際の乳橋(見取り図に、「乳の石橋」とある)の側にある。昔、南村と日吉村の境に掛かる石橋の上で、乳に恵まれない母親が乳のみ子を抱えて困っていた所へ黒衣の僧侶が通りかかり、立っている石橋の下が乳の形をしていること、その乳首よりしたたる雫を飲むように教えた。母親がそれを飲むと不思議にも乳が張り子どもは助かった。そのお礼に地蔵を祀ったのが、この地蔵堂で、今でも各地からのお参りが絶えないとサイトに記載がある。
建部南町の堂内には赤ちゃんを抱いた石地蔵が祀られ、乳型、絵馬、多くの涎掛けが所狭しとかけられている。絵馬は女性の拝み絵馬と判読できるものはあるものの、多くは古く塗りが剥がれており、外からは乳絵馬なのかどうかはっきりわからない。
建部日吉町の方は、伝わる話が違うと書かれているが、どのように違うのかについての情報は見当たらない。お堂には謂れを書いた額が挙げられ、堂内には厨子が祀られ、奉納物は涎掛けだけで綺麗に整頓されている。
サイト「八日市神社の祭礼など」 http://kusahato.web.fc2.com/soukyuan-2/walking/uo-109youkaiti/youkaiti.html
ブログ「スローライフ滋賀」 https://slowlife-shiga.hatenablog.jp/entry/f7b7778e933dc37ca6169efa94d7b0b3
写真:奥 起久子撮影(2022/11/28)



