乳信仰探訪

神郷集落の古い共同墓地の入り口にある「二石六仏」の地蔵
乳預け専門の地蔵と伝わっており、珍しい

神郷集落の古い共同墓地の入り口に「二石六仏*」の六地蔵がある。203号線から畑地を通って共同墓地へ通じる狭い道路の入り口に「乳預け地蔵」という案内板が立っているので、そこから入っていく。出産後乳が張ったときは、このお地蔵さんに「一時おあずけする」と乳の腫れが治まるというご利益があると東近江市能登川博物館サイトにある。
一石六仏や二石六仏地蔵は滋賀県下でも少なく、約300年前に造られたものと伝わっており、この集落も約300年前からの歴史があると言われている。
そもそも乳の祈願というと乳授け祈願が一般的で、乳預け祈願というと乳授けも兼ねている場所が多く、乳預けのみの場所というのは大変珍しい。
付近は田園地帯で、神郷共同墓地からすぐのところに和田山城址がある。戦国時代末期の永禄11年(1568)、織田信長による近江侵攻の際攻められた六角義弼側の最前線の城で、高い土塁や食い違い虎口が遺構として残っている。
*2つの石に3体ずつ彫られている六地蔵。一石六仏は6体全部が一個の石に彫られているもの。

サイト「東近江市能登川博物館」https://e-omi-muse.com/notohaku/tenkomori/page5.html
サイト「東近江市能登川博物館 発信p141」https://e-omi-muse.com/notohaku/acic/tenkomori/info_noto1.pdf
写真:奥 起久子撮影(2022/11/28)

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