住宅街の中の民家の敷地、細い道に面して「湖北準四国八十八か所霊場」の第21番札所という小さいお堂がある。中に祀られているのは子どもを抱いた珍しい姿の弘法大師像と石のお地蔵さま。弘法大師像は昭和20年頃ここの旧家が札所を引き受けることになって配置された比較的新しいものだが、お地蔵さまは以前からこの旧家にあったもので、札所となった機会に一緒に祀られたものという。「地域の人から『ちち地蔵』と呼ばれ、多くの人が乳に恵まれたありがたい場所です」という情報が『湖北のへんろ道』にある。
所有者に地蔵の由来を尋ねたところ、昔からあるもので、この辺りは家ごとに地蔵が祀られていて右隣も左隣の家もそれぞれお地蔵さまを持ってますよ、とのこと。
滋賀信行会:湖北のへんろ道 湖北準四国八十八か所、滋賀信行会、1990年、p63〜64
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写真:奥 起久子撮影(2025/4/21)


